26日、「あいちトリエンナーレ」への補助金を交付を中止するというニュースが飛び込んできました。これについてネットの反応などをみてみましょう。
目次
あいちトリエンナーレとは
あいちトリエンナーレとは愛知県で3年に1度のペースで開催される現代アートの祭典です。現代美術に合わせて舞台芸術を楽しむことができるものとなっています。
参考 公式HPあいちトリエンナーレ今回の騒動の発端
まず、今回の騒動の発端となったのはあいちトリエンナーレで展示されていた「表現の不自由展示・その後」という展示の一部が急遽中止となった事でした。
表現の不自由展が中止となった主な理由は、以下の内容が展示されていた事です。
- 慰安婦像を模した少女の像
- 昭和天皇の肖像群が燃える映像作品
- 放火をイメージさせる作品
これに対してネットや団体から批判が相次ぎ中止することになったというわけですね。
文化庁は補助金交付を予定していた
あいちトリエンナーレ2019では12億円の費用がかかることが想定されており、このうち約7,800万円を国の補助金から交付する事を採択していたといいます。
今度はいきなりの交付中止に対して批判が相次ぎました。
文化庁が発表した補助金交付中止の理由
政府の発表した理由は以下の通りです。
補助金申請者である愛知県は、展覧会の開催に当たり、来場者を含め、展示会場の安全や事業の円滑な運営を脅かすような重大な事実を認識していたにも関わらず、事実を申告することなく、文化庁から問い合わせを受けるまで事実を申告しなかったこと。そして審査の視点で重要な点である、実現可能な内容になっているか、事業の継続が見込まれるかの2点において適正な審査を行うことができませんでした。
これらの判断と補助金適正化法第6条により補助金は全額不交付とするということです。
ネットの反応
これについてはネットで賛否両論の意見が寄せられました。
不交付の反対意見
#文化庁前デモ0926 に来ました。
アートをまもれ。
自由をまもれ。
検閲やめろ。
文化庁しっかりして。
怒りの声が止まらない文化庁前。「自由に表現したり、本を書いたり、できなくなるような社会はイヤだ」
マイクを持つ人も次々と。
補助金不交付、撤回を!
自由を求める行動はまだ、ここから。 pic.twitter.com/WAeyZgnpt9— 吉良よし子 (@kirayoshiko) September 26, 2019
デモ前に、本村伸子議員、井上哲士議員とともに文化庁から聞きとり。
文化庁は、補助金不交付の理由は「実現可能な内容か」の説明不足だったからと…
今回、展示中止になった原因は脅迫行為ですが、つまり批判や脅迫で中止させられるかもしれない展示は補助しないと?
それこそ表現の自由の侵害では? pic.twitter.com/S44ObGTsCm— 吉良よし子 (@kirayoshiko) September 26, 2019
大臣の好き嫌いで、交付決定された国庫支出金が取消になるなら、もう法治国家ではありませんし、地方自治と地方財政を脅かす事態です。大村知事には、地方自治の本旨を守るため、全国の自治体の先頭で徹底的に闘ってほしいし、その姿勢を支持します。 https://t.co/N6Ni6euGzw #「表現の不自由展」中止
— 田中 信一郎 (@TanakaShinsyu) September 26, 2019
一度決めた交付金を、展示会の内容次第で不交付へと変えるのは「表現の自由」を奪っているというのが大まかな考えのようですね。
不交付の賛成意見
https://twitter.com/2nMILFCcCVymiqP/status/1177204977984344064?s=20
本を出版する自由を侵害してます。(´-ω-`)https://t.co/u29cHaXFsU pic.twitter.com/74esITFFeh
— PODOsuke (@PODOsuke) September 26, 2019
芸術の名を借りた日本ヘイトに何故私達の血税を投入しないといけないのでしょう⁉️昭和天皇の写真を焼くなどと言う不敬行為、日本を貶める行為を容認する事など私は日本人として出来ません!文化庁前のプラカードを持って大声を上げている声が多くの国民の声の様に言うのは止めて下さい!
— 日本 愛子 (@FDtvixIo6q6CpPK) September 26, 2019
今回の補助金は「国庫支出金」から出される予定でした。
今回の政府の見解は「適切なアートではない」というものだったようです。
まとめ
一度決められたものをいきなりやめると言われたら驚くのも無理はないかもしれません。
今回の補助金が用途を指定しない「地方交付税交付金」であったらまた話は違ったのかもしれませんね。
今後の動向に注目です。